着物を美しく見せる所作とは

着物を美しく見せる所作とは

着物を着るときには、所作(しょさ)などのマナーに気を付けましょう。
一般的な洋服と違って、着物は独特な服装です。所作に注意することで、より着物姿を美しく見せることができるでしょう。
ここでは、着物を着るときの所作について説明します。

 

●着物を着たときの歩き方

 

歩くときは、はきものを引きずって歩かないようにしてください。
窮屈な着物でも、内股で歩幅をせばめて小刻みに歩くようにすると、上手に歩くことができます。
また、歩くときは背筋をピンと伸ばして、前を向いてまっすぐ歩いてください。このとき着物のすそがずれないように注意してください。

 

●着物を着たときの座り方

 

着物を着てそのまま座ると、しわや型崩れの原因になってしまいます。
座るときは、最初に右足を少し後ろに引いて、すそを少しだけ上に持ち上げます。左手を太もものあたりに添え、腰を落として座ります。
椅子に座るときには、帯(おび)の形が崩れないように浅く腰掛けます。後ろのすそが床に付かないように、ひざの裏側にちょっとだけ力を入れるようにしてください。

 

正座するときには、片方のひざを順番に付きながら、ゆっくりと座ってください。
ひざとひざの間に、こぶし一個分程度の隙間が空くように座ります。両足の間に腰がうまく安定したら、両方のひざをちょっとだけ浮かせてすその乱れを直します。

 

●着物を着たときの立ち方

 

正座していた状態から立ち上がるときは、最初にかかとを立たせて、かかとの上にお尻を乗せます。
それから、着物のすそが乱れないように注意して、軽く着物を押さえながらゆっくりと立ちます。

 

●ものを取るとき

 

着物を着ながら物を取るときには、片方の手でたもとの部分を軽く押さえながら、反対の手で物を取るようにしてください。
着物のたもとを押さえることで、着物をこすったり、物を落としたりすることを防止します。